「遊んでよー」猫が飼い主に構ってほしいときにするサインとは?

猫の気持ち

全国の猫の飼い主さん、飼っている猫ちゃんと、毎日遊んであげていますか?
猫は、大人になっても遊ぶことが大好きな生き物です。例え短い時間でも、毎日構って、遊んであげることが大切です。

あなたの猫ちゃんは「構ってよー」「遊んでよー」というサインを出しています。そのサインがどんなものなのかを知っておくことで、猫ちゃんともっと親密な関係を築けるようになるのです。

猫はなぜ遊ぶのか?

最近では、猫は家の中で飼うことが主流になってきました。猫ちゃんの性格にもよりますが、人間と一緒に夜寝て、昼間活動する猫ちゃんも多いです。

しかし、猫ちゃんの本能が全くなくなってしまったかというとそうではありません。あなたの飼っている猫ちゃんも、「狩り」をするという本能は残っているのです。野生の猫ちゃんは、仔猫の時代に兄弟で「遊び」で狩りを覚え、大人になってからは「狩り」をしてご飯を食べて生きているのです。

家猫でご飯に困ることはなくても、「狩り」の練習である「遊び」は、本能として残っているのです。

猫の「構ってよー」「遊んでよー」のサインを見逃さない!

猫ちゃんは、構ってほしい、遊んでほしいときにはいろいろな行動で気持ちを伝えようとしています。
お腹が空いているときにも以下のサインを出すことはありますが、ご飯の時間でもないのに、以下のサインを出してくるのであれば、「構ってよー」「遊んでよー」というサインです。

人についてくる

あなたが移動しようとしたときに、足元にまとわりついて、スリスリしてくることがあります。ときどき、飼い主の歩く進路にわざわざ先回りして、踏みつけそうになってしまうこともあると思います。進む先に先回りして振り向いたりすることもあるでしょう。これは、構ってよー、遊んでよーというアピールです。

甘えた声で鳴く

じーっと目を見つめて、ニャーンと鳴くこともあります。ニャーという声ではなく、鳴き声を出さない「サイレントミャウ」で鳴くこともあります。「サイレントミャウ」は仔猫が、母猫や本当に信頼している相手にしかしない鳴き方です。声を出さずに、かすかにニャーンという小さな音だけの鳴き方なので、猫ちゃんの顔を見ていればすぐにわかります。

人がやっていることを邪魔する

ケータイを弄っているときや本を読んでいるときに、目の前をうろうろ往復して邪魔してくることはありませんか?これも「構ってよー」「遊ぼうよー」のサインです。
ケータイや本の角にスリスリと頬を擦り付けてくる動作もします。お尻を高くあげて、「撫でてー」「構ってー」とアピールする子もいます。やっていることを中断して、猫ちゃんの要望に応えてあげると喜びます。

お腹を見せてクネクネする

野生の動物がお腹を見せることは、ほぼありません。お腹は内臓が詰まっている大切な場所、急所ですから、本当に信頼している相手にしかお腹を見せることはしません。猫ちゃんが突然、ゴロンとお腹を見せてくるのであれば、「構ってよー」「遊んでよー」というサインです。
しかし、お腹は急所でもあります。撫ですぎると、突然怒る子もいますので、ほどほどに・・・。

おもちゃを咥えて持ってくる

いつも遊んでいるおもちゃを咥えて持ってくるときは、紛れもなく、「遊ぼうよー」のサインです。
毎日そのおもちゃで遊んでいるのであれば、おもちゃを仕舞ってある場所もちゃんと覚えています。仕舞った場所をこっそり開けて、おもちゃを咥えてくるのならば、このおもちゃで「遊ぼうよー」と提案しているのです。

いたずらをして気を引こうとする

テーブルの上にのっているものを落としたり、突然引っ掻いたり、噛みついたりしたことはありませんか?
飼い主さんには迷惑な行動ですが、猫ちゃんは、飼い主さんが構ってくれることを覚えていて、ワザとやっていることがあります。これも「構ってよー」のサインです。

迷惑なサインの場合はスルーしよう

「構ってよー」「遊んでよー」のサインの見分け方はわかっていても、そのサインすべてに応えることは、飼い主さんのためにも、猫ちゃんのためにも良くないこともあります。

猫ちゃんの知能は大人の猫だと、人間の3歳児くらいはあると言われています。猫ちゃんはサインを出して、構ってもらえた、遊んでもらえたということを記憶しています。

飼い主さんが、迷惑だと思っているサインに対して、仕方なく応えてしまうことで、猫ちゃんも「このサインを出せば、遊んでもらえる」と学習してしまいます。でも、飼い主さんにも生活がありますし、お仕事だってしなければいけないときもありますよね。

そんなときに、サインに応えてもらえないと、猫ちゃんの信頼を失ってしまったり、攻撃的になったり、わがままになってしまったりと、猫ちゃんにも飼い主さんにも良くありません。

夜中に「構ってよー」「遊ぼうよー」と暴れてしまう

「猫の運動会」とよく言われますが、猫ちゃんは本来夜行性なので、夜から朝方にかけて狩りをします。そのため、夜中2時から4時くらいに「猫の運動会」が開催されることがあります。この時間に構ってしまうと、毎日の運動会に悩まされることになります。

特に2歳から3歳くらいまでは、運動会は頻繁に開催されますので、無視したり、叱ったりして、夜は静かにするものと覚えてもらう方がいいと思います。

飼い主さんが睡眠不足で病気になって、猫ちゃんが寂しい思いや悲しい思いをするのは、嫌ですよね。

いたずらを繰り返す

構ってもらいたいあまり、ダメだとわかっていても、ワザといたずらをすることもあります。例えば、飼い主さんの目を見つめながら物を落としてみたり、ビニール袋をシャクシャクと噛んで見せたりします。

何度か叱られると、猫ちゃんも覚えているからこそ、「ワザと」飼い主の反応を見ているのです。叱っても、すぐにまた再開することもしばしばあります。

そんなときは、霧吹きを猫ちゃんの見えない位置から吹きかけることが有効です。このサインを出すと、「何だかわからないけれど、嫌なことが起きる」ということを覚えてもらうのが効果的です。

飼い主の足に噛みついたり、引っ掻いたりする

傷にならない程度であれば、問題ありませんが、傷になるようなら、注意が必要です。どんなにかわいい猫ちゃんであっても、噛みついた傷から感染する病気もあります。

場合によっては、噛みつき方や引っ掻き方がエスカレートすることもあります。傷になるくらいの攻撃は、問題行動ですのでやめさせる必要があります。

叱ったり、霧吹きで水をかけたりして、嫌なことが起こることを覚えてもらいましょう。

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2018.05.15

猫ちゃんの「遊んでよー」「構ってよー」を上手に対応するコツ

なるべく決まった時間に「毎日」遊ぶ

室内飼いの猫ちゃんは、外猫ちゃんのように自由に遊んだりすることができません。飼い主さんのためにも、猫ちゃんのためにも、毎日決まった時間に遊んであげることが有効です。

特に3歳くらいまでは、よく遊ぶ年齢ですので、サインを出していなくても、決まった時間に毎日遊ぶことを繰り返すことで、夜の運動会を減らすことができます。

遊んだ後は、褒めてあげて、電気を消して寝るということを言葉にして猫ちゃんに伝えてあげましょう。

仕事に行く前に「構ってー」「遊んでー」サインを出してきたとき

あなたの猫ちゃんも、ちゃんと学習しています。飼い主さんがお仕事に行ってしまい、居なくなると不安になる猫ちゃんもいます。

時間に余裕があれば、少し構ってあげて、「今からお仕事に行くよー。お留守番よろしくね。」と声をかけてあげましょう。

しゃべれなくても、気持ちはちゃんと伝わります。お仕事から帰ってきたら、「ただいま。お留守番ありがとう。」と声をかけてみましょう。

さいごに

あなたの猫ちゃんは言葉を話すことはありませんが、あなたの言葉で、あなたの気持ちを理解することはできます。

「構ってよー」「遊んでよー」というサインをしっかりと受け止めて、毎日少しの時間でもいいので、サインに応えてあげる時間を作ってみましょう。応えることができない場合は、できないことを言葉で伝えることも大切です。ときには、心を鬼にして無視することも必要です。

ご縁があって、あなたのうちに来てくれた猫ちゃんなのですから、猫ちゃんのサインに精一杯応えることで、猫ちゃんとの絆は深まります。「構ってよー」「遊んでよー」のサインに応えて、猫ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。