猫を飼っていると、ときどきこの音を耳にすることはありませんか?
「ゴロゴロゴロ…」
これは一体何なのでしょうか?猫を飼い始めた方は疑問に思うことも多いです。
今回は猫の『ゴロゴロ』という音について解説します。
猫が「ゴロゴロ」と喉を鳴らす理由
- 幸福感に包まれている時
- 他の猫とのコミュニケーションに使用する時
- 無意識のうちに赤ちゃん返りしている時
などが一般的に喉を鳴らすを出す場面です。ですので毎日四六時中飼い主に喉を鳴らしているわけではありません。故に、いつその音が出るのか詳しいメカニズムはまだ解明されていません。
また猫には「ゴロゴロ」という音が人間には低音でほぼ同じようにしか聞こえませんが、その時の感情や状況下においては喉を鳴らす大きさや感覚が違い、何種類か存在していると言われています。
ただ、猫の種類やその個体によっては一生「ゴロゴロ」と喉を鳴らさない猫もいます。
猫が「ゴロゴロ」と喉を鳴らす状況
- 野生の本能の名残で赤ちゃん返りしている
- 一緒に寝られることが幸せでその幸福感
から「ゴロゴロ」を出ているのかと考えらえれます。
また、猫が撫でてほしい気持ちいいポイントの顎の下を軽く撫でた時もこの「ゴロゴロ」と喉を鳴らします。
これはおそらく『気持ちいい~』から出たのではないでしょうか?
猫が「ゴロゴロ」を出してくれない場合
猫を飼っていて「ゴロゴロ」という音を一度も出してくれないのであれば、
- スキンシップが足りず猫との信頼関係が築けていない
- もともと警戒心が強くてなかなか心を開いてくれない
などが考えられます。
少しずつ愛情をもって接していれば、ふとした瞬間に自然と「ゴロゴロ」が出ると思います。その瞬間を待ちわびていたとしたら逃してはなりません。
ただ猫によっては「ゴロゴロ」を出さない場合もありますので、猫が飼い主に対して別の方法で愛情表現をしてくれているはずです。
「ゴロゴロ」が骨折状態の回復を早める
実はこの「ゴロゴロ」とした音が骨折を回復を早めることが科学的に証明されています。どうやら周波数と超音波に何か関係しているそうで、治りが通常の1.5倍ほど早まったそうです。
この効果を体験した人物で有名なのがサッカーのデビッド・ベッカム選手です。彼は骨折した時に「ゴロゴロ」を活用して復帰を早めたことから他の選手も同様の事案にナット時に活用するほどでした。
また「ゴロゴロ」には癒しの効果があるとも言われています。いわゆる【アニマルセラピー】という療法の一種に該当されます。
日本でも研究が進んでおり、猫以外では犬やイルカなどに対して行われています。まだ研究段階ではありますが、うまくいけば心の不調などに苦しむ人の手助けになることでしょう。
まとめ
猫が「ゴロゴロ」と喉を鳴らすのは、幸福感につつまれてとてもリラックスしている状態で出ることが多いとです。
そして「ゴロゴロ」は不快とは程遠く、逆に人間に対し良い効果を与えてくれることが最近の研究で発表されています。骨折している方であれば出来るだけ長時間「ゴロゴロ」を聞いて過ごせば骨折の治りが早くなるかもしれません。
また、猫の「ゴロゴロ」という音にいくつか種類がありますので、聞き比べてみてはいかがでしょうか?