『猫の気持ちが読める?』しっぽの動きで分かる6種類の感情!

猫の気持ち

猫のしぐさもいろいろありますが、人間にはない「しっぽ」が表情豊かに猫の気持ちや感情を表現してくれるのはご存知ですか?

その示す意味を知ることで今まで以上に猫とのコミュニケーションが取れるようになります。

今回は猫のしっぽの種類とその表現についてご紹介しましょう。

多彩な猫のしっぽの種類

猫の代表的なしっぽの種類をご紹介します。短毛と長毛の猫がいますが、長毛でしっぽが長くふさふさの猫はロングドレスのお姫さまのようないでたちです。

フルテイル 

まっすぐな25センチぐらいの基本的なしっぽです。立てたり振ったり表情豊かに動きます。

キンク・ド・テイル

しっぽの先端がねじ曲がっているタイプ。昔はしっぽが曲がった猫が好まれました。

コークスクリュー・テイル

豚のしっぽのようにカールしているタイプ。ピギーテイルとも言います。

ボブ・テイル

6~7センチと短いタイプのしっぽ。ジャパニーズ・ボブ・テイルは猫の品種名としても有名です。特に江戸時代の日本では、短いしっぽの猫が好まれました。

ランピーマンクス

マンクスはしっぽが極端に短い猫の品種を言います。その中でもランピーマンクスは完全にしっぽがない品種です。

江戸時代に日本で短いしっぽの猫が好まれた訳は?

しっぽが短くなるには3つの遺伝子が関係していると言われています。

しっぽの短い猫は特にアジアに多く、江戸時代に鎖国をしていた日本は長崎の出島を交易の拠点としていました。交易に来るインドネシアのある商社は、船にはネズミ捕りのための猫を必ず乗船することを義務付けました。

ネズミは穀物などの大事な商いの品を台無しにする恐れがあったからです。そういった理由で船に乗ってきた猫は下船して長崎に住み着き、そこから子孫を増やしていったと考えられています。

また、しっぽの長い猫は「猫又」という妖怪になるとの言い伝えもあって、当時しっぽの短い猫が好まれたと言われています。

猫の代表的な6種類のしっぽの表現

さて、猫はしっぽでいろいろな気持ちや感情を表します。その代表的な表現を6種類ご紹介しましょう。

① しっぽを立てる

しっぽをまっすぐにピンと立てるポーズは、猫が相手にかなりの親愛の情や信頼を寄せている表現です。

さらにしっぽを立ててお尻を向けるポーズは、子猫時代に母猫に排泄の際にお尻をなめてもらったことを思い出していて、その猫は甘えたい気分なのです。「大好き」のサインですので、やさしくなでてあげてください。

また、相手に何かして欲しい時もしっぽを立てることがあります。ごはんが欲しい時や何かをおねだりする時もしっぽを立てることが多いです。

② しっぽをぶんぶん振る

犬がしっぽをぶんぶん振るのはうれしがっている表現ですが、猫のそれはちょっと違います。イライラして機嫌が悪い時なのです。

甘えたい気分でないのに構われてしまう、しつこくされる、嫌いなものに出会ったのに逃げ出せない、ちょっと怖いものがあって情緒不安定、こんな時に猫のしっぽは少し膨らんで左右にぶんぶん動きます。イライラの感情が高まるほどしっぽの動きも大きくなります。しっぽをパタパタと床に打ち付けたりすることもあります。

そんな状態の時は、すぐに猫を自由にしてあげましょう。そうでないとしまいには猫パンチを食らったり、噛みつかれたりすることもありますので注意してください。

③ しっぽを足の間に入れる

猫がいたずらをしたので叱ったところ、しっぽを足の間に入れ、頭を下げ、丸い目で上目遣いにこちらを見て、耳を伏せ、ひげも寝させて、全体的に一回り小さくなったような様子です。

これは「負けました」のポーズで、猫同士のにらみ合いでも、どちらかがこのポーズを取ったらそれ以上はケンカに発展しません。「もう戦う気はありません」との全面降伏なので、それ以上は叱らないようにしましょう。

ただし、このポーズを取ったところで、猫が叱った意味を理解したかはわかりません。でもしっかり叱ると同じいたずらはしなくなります。同じいたずらをするようならその都度現行犯でしっかり叱ることが大切です。

④ しっぽを逆U字にしてこちらを見てくる

猫同士が追いかけっこをする際に、逃げる方の猫のしっぽを見ると、ピンと立ったしっぽの先を丸く曲げ、逆U字のようにしています。一方の追いかける方は興奮にしっぽをピンとまっすぐに立てています。

猫は追いかけっこが大好きなので、もししっぽを逆U字にしてこちらを見てきたら、追いかけっこのお誘いなので遊んであげてください。追いかけてあげると猫は興奮して走り回ったりジャンプしたりするでしょう。

特に室内飼いの猫は他の猫と遊ぶ機会がないでしょうから、ぜひ一緒に遊んであげてください。野生に帰り、ストレス発散になります。

⑤ しっぽをパタパタする

名前を呼んでいるのにお構いなしでしっぽをパタパタしていることがあります。決して無視しているわけではなく、返事をしているつもりで、「聞こえているけど、立ち上がるのは面倒だなあ。」というときにこういう態度を取ります。

ただし、呼ぶ方が真剣に厳しい調子で呼んだ場合にはこういう態度は取らないでしょう。

しっぽの先を動かす動作は、考え事をしている時や、迷っている時、何かに気を取られている時にも見られます。興奮と緊張のポーズでもありますので、そっとしてあげましょう。

⑥ しっぽを大きく膨らます

縄張りに入ってきた猫を威嚇する際や、機嫌が最高に悪い時には、毛を逆立ててしっぽを何倍にも膨らまします。

見た目にわかるので、そういう際には気が立っているので「触らぬ神に祟りなし」で近付かない方がよく、しばらくして興奮が落ち着いてきたらなでてあげるとよいでしょう。

まとめ

猫のしっぽの種類と、しっぽでの代表的な表現をご紹介しました。

人間と猫はお互いに共通の言語では会話ができない分、猫は人間の表情や雰囲気を、人間は猫のしぐさやしっぽの表情を理解することでだんだんと上手にコミュニケーションが取れるようになってきます。

毎日の暮らしを誤解なく、お互いに快適に過ごせるようにしたいですね。