【猫のトイレ悩みTOP5】その原因と失敗しない対策法とは?

お手入れ

猫の飼い主さんによくある悩みがトイレに関するトラブル、なかでも多いのが「砂の飛び散り」「ニオイ」「周囲へのはみ出し」「粗相」「多頭飼いのトイレ設置」などです。

あれこれ対策してみたものの、あまり効果がなかったという飼い主さんも、意外と多いのではないしょうか?

実は、猫のトイレトラブルにはそれぞれ原因があるため、まずはその原因を正しく知り、適切な対策をすることが解決への近道です。

そこで今回は、猫のトイレ悩みTOP5と対策について、詳しくお話ししていきます。

猫のトイレトラブルにはそれぞれ原因がある

愛猫がトイレを何度も失敗するとつい「コラ!」と叱りたくなってしまう・・・そんな気持ちにあることもありますよね。

でも、愛猫を叱る前にトイレトラブルの原因をきちん見極めることが大切です。原因にはさまざまな要素があり、なかには愛猫の病気が原因となっている場合も決して少なくありません。

病気が原因でトイレの失敗をする場合は、次のようなケースが考えられるので、気になる行動があるなら早めに獣医さんに診てもらいましょう。

膀胱や尿道など泌尿器に異常がある場合

尿道や膀胱に異常があると、猫はおしっこを失敗してしまうことがあります。

考えられる病気は「細菌性膀胱炎」「膀胱腫瘍」「尿道腫瘍」「尿道閉塞」「突発性膀胱炎」などがあります。

トイレを変えたり環境が変わったりなど思い当たることもなく、粗相の回数が増えたと感じたら、尿道や膀胱に異常があることも考えられます。

病気の場合は少しずつ進行してしまうので、気になる症状がある場合は早めに獣医さんへ連れていきましょう。

しっぽに外傷がある場合 

猫のしっぽをひっぱったり踏んだりしたことが原因で、しっぽに外傷がある場合もおしっこやうんちがうまくできず、粗相をしてしまうことがあります。これは外傷によってしっぽの神経や、つながっている骨盤や座骨などの末端神経にも力が加わることが原因で起こります。

もし、愛猫の後ろ足の動きがおかしかったり、しっぽが動かなかったりする症状が見られ、粗相が続く場合はしっぽに外傷があるかもしれません。

素人ではわからないケースもあるので、気になる症状があるなら早めに獣医さんへ連れていきましょう。

椎間板に障害がある場合 

人間と同じように猫の腰骨にも椎間板があるので、椎間板に障害があると近くにある神経にまで影響を及ぼすことがあります。

椎間板付近の神経まで影響がでてしまうと、猫はおしっこやうんちを漏らしてしまったり、そのほかにもしっぽがあげられなかったり、歩きたがらなかったりといった症状が現れます。

もし、愛猫にこのような症状が見られたら、病気が進行しないうちに早めに獣医さんへ連れていきましょう。

ちなみに、猫にも人間と同じように「椎間板ヘルニア」などの病気があるので、飼い主さんは頭にいれておくと、いざという時の早期発見に役立つと思います。

猫が高齢の場合

当たり前のことですが猫も人間と同じように年をとるので、高齢になれば足腰が弱くなったり、少しボケてしまったりといった症状がでてきます。

高齢になると、トイレに着くまで我慢できず漏らしてしまったり、トイレの場所がわからななくなったり、トイレの段差が登れず粗相してしまったり・・・そんな症状が現れてきます。

これは病気が原因という訳でなく、自然に起こる老化現象なので、トイレの場所を猫の行動範囲に合わせて行きやすくしたり、段差が登れるようにステップを置いたりと飼い主さんが工夫をしてあげてください。

どうしても粗相が続いてうまくいかないときは、ペット用おむつを利用したほうがいい場合もあるので、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

よくある猫のトイレ悩みの原因と対策法とは?

愛猫のトイレトラブルで悩んでいる飼い主さんは意外と多く、そのなかでTOP5ともいえるのが「砂の飛び散り」「ニオイ」「周囲へのはみ出し」「粗相」「多頭飼いのトイレ設置」です。

これらのトイレトラブルにはそれぞれ原因があるので、まずは失敗の原因を見極めてそれに合わせた対策をするのが大切です。

間違った対策は効果がないだけでなく、時には飼い主さんにも愛猫にもストレスになることさえあります。

ここでは、トイレの悩み別に考えられる原因と上手な対策法について、おすすめ商品も合わせてご紹介していきますので、トイレトラブルに悩んでいる飼い主さんは、もう一度原因を確認してみてくださいね。

猫のトイレ悩み① 砂の飛び散り

猫がトイレの後に砂をかけるのは「外敵から身を守る習性」によるもので、自分のおしっこやうんちのニオイで居場所がわからないように、砂をかけてニオイを消すのです。

完全室内飼いをしていて外敵がいないとわかっていても、無意識に砂をかけるのでやめさせることはできませんが、この習性が砂の飛び散りの原因のひとつです。

もうひとつの原因は、トイレの砂が猫の肉球にはさまってしまい、歩いているうちにポロポロ落ちてしまうというものです。

どちらも仕方のない原因ですが、トイレの砂は踏んづけると痛いし掃除もなかなか大変なので、飼い主さんにとっては悩みの種になってしまうのも事実ですよね。

そんなときは以下の対策を試してみると、砂の飛び散りが軽減されることがありますよ。
                

砂の大きさや形を変えてみる

トイレの砂には、丸い粒状のものや細長いもの、細かいものや大きなものなどいろいろな種類があります。

砂の飛び散りを抑えたいなら大きめのものをチョイスしてみるのがおすすめ、肉球に挟まることも減るので飛び散る量も範囲も少なくなりますよ。

砂のかけ方も猫によって、念入りにする子やさっとやる程度の子などまちまちですが、ほとんどの子はニオイが気にならなくなると止めるので、消臭力の高いもので崩れづらい形状のものを選んでみるといいでしょう。

<おすすめ商品:ユニ・チャーム消臭デオトイレ>

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ユニチャーム デオトイレ 消臭・抗菌サンド 2L
価格:718円(税込、送料別) (2018/6/25時点)

トイレの周りにマットを敷く 

砂の飛び散りが気になる場合や、肉球に挟まった砂を広げないために、猫のトイレの周りにマットを敷いてみるのもおすすめです。

猫専用マットもたくさん売っていますし、気に入ったものがない場合は人工芝を敷くのもおしゃれですよ。

どのタイプのマットにもいえることですが、トイレ周りはどうしても汚れやすく湿気も多いためカビが発生しやすくなるので、毎日掃除をして清潔に保つようにしましょう。

ただし、猫によってはマットを嫌がることもあるので、様子を見ながら使うようにしてくださいね。

<おすすめ商品:しま猫砂とりマット>

猫のトイレ悩み② 締めきった部屋でのニオイ

室内飼いをしている飼い主さんなら誰でも1度は悩むのが、猫トイレのニオイですよね。特に梅雨時期などはニオイがこもってしまい、可愛い愛猫とはいえやっぱり臭いと思ってしまうもの・・・。

一人暮らしをしている飼い主さんの場合、生活スペースに猫のトイレを置いていることがほとんどなので、快適な生活のためにも適切な対策をすることがポイントです。

強烈なニオイの原因として考えられるのは、掃除の頻度や砂やシーツの消臭力の違いがほとんどなので、まずはこまめなトイレ掃除を心掛けましょう。

シーツや砂の交換だけでなく、定期的にトイレを丸洗いするとニオイもだいぶ軽減されますよ。

また、普段使っている砂やシーツを消臭力の高いものに変えてみるのも効果的、トイレのニオイに悩んでいる飼い主さんは一度試してみてくださいね。

消臭力の高い砂を使用する 

猫のトイレ砂にはいろいろなタイプがありますが、最近では消臭力が高いものがたくさん販売されています。

そのままトイレに流せるタイプや、システムトイレと併用でできるタイプもあるので、まずはいろいろ試してみるのもいいですね。

一人暮らしの飼い主さんに特におすすめしたいのが、ヒノキ・杉をブレンドした木製ペレット、筆者であるわたしも長く愛用していますが、締めきった室内で使用した場合これが一番ニオイを抑えてくれます。

システムトイレとも併用もでき価格も安いのですが、おしっこを吸うと細かくなるのでやや部屋に散らかってしまう点と、ヒノキ・杉の香りが強めなので飼い主さんによっては不向きという点がデメリットかもしれません。

<おすすめ商品:木質ペレット(ヒノキ・スギ)ブレンド>

猫のトイレ悩み③ 周囲へのはみ出し

猫がおしっこをトイレの周囲へのはみ出しも、飼い主さんを悩ませるもののひとつですよね。

特に困るのが、愛猫はちゃんとトイレでおしっこをしているにも関わらず、周囲へはみ出している場合です。

例えば、体は入っているのにお尻を持ち上げておしっこをしたり、しっかり砂の上に入らないままおしっこをしたりする場合は、一応猫は「トイレでしている」わけなのでなかなか叱るわけにもいきません。

このような場合は、トイレの形を変えるのがおすすめ、フードの有無や高さなど少しの違いを気にして、きちんとおしっこをしないケースなら簡単に改善されるので焦らず色々を試してみるのがいいですよ。

フード付きのトイレに変えてみる

猫がトイレに入る方向は合っているのに、お尻を高くあげてしまうために周囲へはみ出してしまう場合は、フード付きのトイレを使用してみるのもおすすめです。

フード付きトイレを選ぶときは、取り外しが簡単にでき掃除が隅々までしやすいものを選ぶようにしましょう。

フード付きトイレは、ニオイがこもりがちなので常に清潔にしておかなければ、せっかくトイレを交換しても猫がトイレに寄り付かなくなることも考えられます。

入口の形や高さなどはメーカーによっても異なるため、飼っている猫の大きさや年齢に合わせてチョイスするのがいいですね。

<おすすめ商品→楽ちん猫トイレ フード付きセット>

猫のトイレ悩み④ 粗相

猫のトイレ掃除をしっかりしているのに猫が粗相をする場合は、いくつかの原因が考えられます。

ひとつめは粗相したところにおしっこやうんちのニオイが残っていて、猫がその場所もトイレだと思い込んでいるケースです。この場合は、粗相する場所を徹底的に掃除してニオイを取り除くことが大切、状況に応じて専用消臭剤を使うなどして対策をしましょう。

もう一つは「スプレー」と呼ばれる繁殖期によくみられるもので、普通のおしっこに比べると格段に強烈なニオイがするのが特徴です。「スプレー」自体は猫の生殖本能によるものなので、叱ったところで治すことは難しいですが、一般的には不妊手術をすればスプレー回数は格段に減少します。

粗相した場所のニオイを取り除く 

猫が間違った場所をトイレだと認識している場合は、まず粗相した場所を徹底的に掃除してニオイを取り除くことが必要です。

粗相する場所のおしっこを拭き取ったら、ペット専用掃除スプレーかクエン酸を薄めたスプレーできれいに拭きます。さらにニオイが残っているようなら、熱湯を絞った雑巾で拭きとるとすっきり落ちます。

一度ニオイがついてしまうと落とすのはなかなか大変なので、粗相を見つけた時にしっかりと掃除しておくのが一番のポイントですよ。

<おすすめ商品:ミヨシ石鹸 暮らしのクエン酸 >

<おすすめ商品:愛犬・愛猫まるごとしつけスプレー>

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

愛犬・愛猫 しつけまるごとスプレー(300mL)
価格:698円(税込、送料別) (2018/6/25時点)

猫のトイレ悩み⑤ 多頭飼いのトイレ数とトラブル

多頭飼いをするときの理想とされるトイレの数は「飼っている猫の数プラス1つ」といわれています。

猫はトイレにこだわる子が多く、汚れているとついつい我慢したり、トイレ以外のところでおしっこやうんちをしたりという子もいます。とはいえ、実際に理想の数だけトイレを置くのは難しく、意外と2匹でトイレを1個しか使用していないというパターンも多いです。筆者であるわたしの家でもこのパターンで、2匹の猫で1つのトイレを使用しています。

ただ、猫に強要してトイレを共有させるのは難しいので、猫同士が一番心地よいトイレになるよう飼い主さんが工夫をしてあげてくださいね。

猫の数プラス1つトイレを置くメリット

猫のトイレを複数置くのはスペース的に狭くなったり、掃除が大変だったりと飼い主さんの苦労は増えますが、猫の健康管理をするうえではメリットもあります。

例えば、2匹の猫を飼っていて1匹が体調を崩した場合、獣医さんから「おしっこの量やうんちの回数」などを聞かれることがあります。うんちの場合はわかりやすいことが多いですが、困るのはおしっこの量や回数のチェックです。

通常は1つのトイレしか置いていない場合も、猫が体調を崩したときはもうひとつトイレを増やせるよう、予備をひとつ用意しておくと安心ですよ。

1つのトイレを2匹で使用するときは 

猫用トイレを2つ以上置くスペースがなかったり、複数のトイレを置いても片方のトイレしか猫が使用しなかったりする場合は、トイレシーツなどを工夫してニオイや汚れを最小限にするようにしましょう。

猫はトイレに関してこだわりの強い子が多いので、ほんの少しの汚れやニオイでもトイレを使わなくなってしまうこともあります。

2匹で1つのトイレを使用する場合は、多頭飼い用のトイレシーツなどを利用するだけでなく、こまめに掃除をして清潔な状態を保つようするのを忘れないでください。

最近では多頭飼い向けのトイレシーツもたくさん販売されていて、2週間程度交換不要なものもあるので、上手に利用すると猫も飼い主さんも快適に生活できますよ。

まとめ

猫のトイレの好みは本当にさまざま、砂かけの仕方もおしっこの仕方もみんなばらばらです。

筆者である我が家の2匹の猫のトイレ事情はまるで正反対、19歳のお姉ちゃん猫は自分のうんちですら触るのを嫌がります。その片づけをするのは15歳になる弟猫、お姉ちゃん猫がトイレを済ますと毎回砂かけに向かっています。特に教えたわけでもありませんが、気がついたらこんなパターンが出来上がっていました。

最初は2つの猫トイレを置いていたのですが、いつもどちらか片方しか使わないので、結局1つの猫トイレにしてペレットとペットシーツという形になりました。

猫のトイレ事情は性格やこだわりなど個体差によるところも多いので、いろいろ観察しながらぴったりのスタイルを見つけることが、猫も飼い主さんも快適に暮らすためのコツだと思いますよ。