夏場の『キャットフードの保存方法』とは?〜酸化・カビ・害虫から予防〜

食べ物・おやつ

飼い主のみなさま、猫ちゃんのキャットフードは、どのように保存していますか?

梅雨前線がもうすぐそこまで北上してきていますね。南の方は、すでに梅雨に入っているところもあります。梅雨から夏場にかけて、日本では湿気が多い日が続きます。

正しい保存方法をしていないと、キャットフードが酸化している、カビが生えた、虫が湧いている・・・なんてことになりかねません。

大切な家族である猫ちゃんの健康のためにも、正しい保存方法で夏場の湿気からキャットフードを守りましょう。

キャットフードの種類

ドライフード

水分を10%以下まで乾燥させたフードのことです。いわゆる、「カリカリ」と呼ばれるフードです。水分10%以上になると、「カリカリ」ではなくなりますので、特に湿度の管理が重要なキャットフードです。

ウェットフード(缶詰・パウチなど)

水分が多くを占める缶詰やパウチに入ったキャットフードのことです。総合栄養食ではないものもありますので、ドライフードと併用して与えるように注意書きがあるものが多いです。水分が多い分、開封してからの保存できる時間は短いです。

おやつ

ペースト状のものから、ジャーキーのようなものなど様々なものが売られています。水分量によって、パッケージによっても保存できる期間は様々です。

キャットフードはどんな変化をするの?

酸化

物質に酸素が化合する反応のことを言います。酸素に触れていると、食べ物や水など、すべてのものは酸化します。酸素に触れる時間が長ければ長いほど、酸化は早く進みます。キャットフードの場合だと、「腐る」という言い方のほうが分かりやすいですね。

カビ

糸状菌のうち担子菌類を除くものをカビと言います。食べられるカビもありますが、ここでは食べられないカビについて書きます。カビの繁殖しやすい場所は、湿気の多いところです。
  

穀類につく害虫

時間が経ったキャットフードに害虫が卵を産み、繁殖することがあります。ドライフードには穀物が含まれるものもありますので、それを餌に害虫が繁殖します。うっかり気づかずに猫ちゃんが食べてしまって、体調が悪くなることは避けたいですね。

保存をするときのポイント

以下に挙げるポイントは、キャットフードの保存の注意点としてパッケージに書いてあることが多いものです。

気温が高いところは避ける

酸化は化学反応ですから、気温が高ければ、キャットフードは酸化しやすくなります。直射日光が当たる場所は、高温になりやすいので避けましょう。

湿度が高いところは避ける

カビは、湿気が大好きです。夏場は特に、台所や洗面所は湿気がこもりやすいので避けましょう。除湿器があるなら、近くに置いておくのもいいですね。

空気を含まないように密閉する

害虫、カビ、酸化すべてにおいて、空気に触れないようにしておくのは重要です。多頭飼いの場合、大袋で購入することもありますので、しっかりと密閉できる方法で保存しましょう。

保存に便利なグッズ

袋留めクリップ

ジッパーがついていない袋を密閉するのに便利です。キャットフードの袋をそのまま利用できますし、クリップは何度も使えます。

100円ショップでも購入できますので、手軽な保存グッズです。

ジッパーつきの保存袋

ジップロックなどのジッパーがついた密閉用の袋です。何度かの使いまわしもできますが、残ったキャットフードの粉が酸化していきますので、夏場は2、3回の使いまわしが限度でしょう。

また、1段階しかジッパーがないものと2段階のジッパーがあるものがありますが、当然、密閉度は2段階のジッパーの方が高いです。

プラスチックの蓋つき容器

タッパーなどの小さめのものから、米びつのような大きめのケースまでサイズも様々です。小分けで保存するのならタッパーは手軽です。

米びつのような大きめのケースは、ジッパーつきの袋と併用できるのでおすすめです。一緒に乾燥剤を入れると湿気を防ぎやすくなります。

真空ストッカー

酸化の原因になる空気を抜いて保存できる容器です。手動ポンプで空気を抜くタイプと、ボタンを押して自動で空気を抜くタイプがあります。

真空にできるので、酸化、カビ、害虫などすべてを寄せ付けないようにすることができます。

未開封のキャットフードの保存方法

ドライフード

賞味期限 おおよそ1年半くらいです。添加物や酸化防止剤が入っているものは長めにもちますが、最近は添加物が入っていないフードもありますので、もちが良くないものもあります。
保存方法 高温多湿を避けることが重要です。保存しておく場所は、猫ちゃんがあけることのできない戸棚や、専用の保存用のケースにパッケージごと保存できると良いです。保存している場所を猫ちゃんが知っている場合もあるので、いたずらして袋を破いてしまうこともあるからです。

ウェットフード

賞味期限 おおよそ3年くらいもちます。ただし、保存方法が適していない場合、パッケージも酸化します。
保存方法 缶詰は、さびてしまう可能性もありますので、水場付近は避けましょう。直射日光の当たる場所は、パッケージが膨張する可能性もあります。冷暗所に保存するのがベストな方法です。

おやつ

賞味期限 パッケージによっても異なりますが、おおよそ1年くらいです。使っている食材によって短いものもありますので、注意が必要です。

開封後のキャットフードの保存方法

ドライフード

賞味期限 おおよそ1カ月です。
保存方法 ドライフードはとにか湿気を寄せ付けないことが大切です。ジッパーがあるものであれば、しっかりと空気を抜いて密閉します。さらに、保存用のケースに入れ、海苔などについている乾燥剤を一緒に入れておくのも良いでしょう。多頭飼いで大袋を購入した場合は、ジップロックなどの小分けできるジッパーつきの袋に入れ、さらに保存用ケースに入れます。一緒に乾燥剤を入れると「カリカリ」感がなくなりません。保存場所は冷蔵庫という方もいるようですが、冷蔵庫は湿気も多い場所ですので、常温か冷凍で保存します。

ウェットフード

賞味期限 夏場は、半日ももたないことがあります。
保存方法 1回で食べる量だけお皿に出して与えましょう。残りは、密閉できる容器に移し、しっかりと蓋をして冷蔵庫で保存します。冷蔵庫に保存しても、1日くらいが限度です。猫ちゃんが食べ残したものを冷蔵庫で保存することはやめましょう。1日で食べきれない場合は、冷凍保存もできます。ただし、解凍することで、風味が変わってしまい、猫ちゃんが食べないこともあります。

おやつ

賞味期限 ドライタイプの場合は、カリカリと同様1カ月くらいもつものもあります。水分を多く含むペースト状のおやつは1回であげてしまうのがベストです。
保存方法 ドライタイプのおやつは、クリップなどで密閉するか、ジップロックなどの密閉できる袋で保存します。ペースト状のものを食べきれなかった場合は、保存しない方がよいでしょう。

さいごに

一番大切なことは、人間の食べ物と同じだと思ってください。夏場の食べ物の保存は、人間の場合もポイントは同じです。あなたの大事な家族がお腹を壊してしまったり、吐いたりしてしまうのは嫌ですよね。猫ちゃんは、とても嗅覚が発達しているので、臭いと感じたものは食べることはほぼありません。

しかし、鼻が詰まっている場合や、シニアの猫ちゃんや仔猫ちゃんだった場合、気づかずに食べてしまうこともあります。飼い主さんが正しい保存方法で、キャットフードを保存し、猫ちゃんが健康であるようしっかりと管理していきましょう。