【ネットに騙されないで!】キャットフードの正しい選び方とは?

食べ物・おやつ

「大切な愛猫のために食事にもこだわりたい」そんな風に考える飼い主さんは多いと思います。

猫の健康を考えるうえで食事はとても重要ですが、実はキャットフードには総合栄養食・療養食・一般食・間食の4種類があるのを知っていますか?

猫が喜んで食べるからという理由でキャットフードを選びがちですが、栄養バランスや年齢など猫の状態に合ったものを選ぶことが最も大切なポイントです。

そこで今回は、「キャットフードの正しい選び方」についてお話ししていきます。

カリカリとネコ缶には決定的な違いがある

キャットフードにはカリカリという通称で呼ばれているドライフードと、猫缶と呼ばれているウェットタイプのものがありますよね。

どちらも総合栄養食なら毎日の食事に与えて構いませんが、この2つには決定的な違いがあることを知っていますか?

形状の違いはもちろんですが、最も大きな違いは「1日あたりの栄養素を摂取するために必要な量」なんです。

1日あたりの栄養素を取るのに必要な量

4kgの猫の場合ドライフードなら約70gで済みますが、ウェットフードの場合は約270g必要になります。

ドライフードは原材料を乾燥させて栄養を凝縮させていますが、ウェットフードは水分を含んだ魚や肉を原材料にしているため、たくさんの量を与えなければ必要な栄養を取ることができません。

このようにドライフードのほうが簡単に栄養バランスは取れますが、猫はもともと肉食動物なためウェットフードが好きな子が多いです。ドライフードをメインにして、ウェットフードは混ぜたり朝晩どちらかにしたり、工夫してあげるといいですね。

高いドライフードと安いドライフードどちらがいいの?

基本的に猫の食事は「総合栄養食のドライフード」を中心にするのがベターですが、一口にドライフードといっても高いものから安いものまで、たくさんの種類がありますよね。

飼い主さんとしては「どのドライフードを選べばいいのか」「高いドライフードと安いドライフードの違いは何か」と迷っている人もいるのではないでしょうか?

ほとんどの場合、ドライフードの値段は品質に比例する傾向があり、スーパーマーケットやドラッグストアで売られているドライフードよりも、獣医師が推奨するサイエンスフードの方が値段は高くなっています。

総合栄養食とは

安いドライフードが粗悪品なのかと考える人もいるかもしれませんが、「総合栄養食」と書かれた全てのキャットフードは、一定の基準をクリアしています。

どのメーカーのキャットフードを選んでも、寿命が延びたり病気の発症率が変わったりということはなく、病気の発症率には猫の体質や飼育環境による要素が大きいとされています。

一般的にキャットフードは「総合栄養食」と記載のあるものを適切な量で与えれば、食事が原因で病気になることはほぼありませんが、 猫の体質によって合わないドライフードがあるのは事実です。

ドライフードの正しい選び方

基本的には「総合栄養食」と表記のあるドライフードなら大丈夫ですが、猫の体質や年齢を考え予算内でなるべく上質なものを選ぶようにしましょう。

なかには手作りのフード食べさせたいと考える飼い主さんもいるかもしれませんが、猫に必要な栄養バランスを素人が手作りすることは、そう簡単なことではありません。

猫にはタウリンという成分が必要不可欠ですが、この栄養素は猫自身が作り出すことはできません。市販のキャットフードには必要量のタウリンが摂取できるよう配合されていますが、このバランスを手作りフードで実現するのはかなり難しいので、専門知識がない限り手作りフードは与えないほうがベターです。

0~1歳の猫用ドライフード 

生まれたての子猫は母乳から栄養もらい、体の免疫機能を維持します。

しばらくして自分自身の免疫をつけようとする期間に、一時的に免疫力が下がる時期があります。この一時的に免疫が下がった時間をサポートするのが初乳成分コロストラムです。

0~1歳の子猫にはこの成分がとても大切なので、ドライフードを選ぶ時は「初乳成分配合」と書かれたものを選びましょう。

1~7歳の猫用ドライフード 

1歳を過ぎると成猫用のドライフードに切り替えますが、 成猫になると注意しておきたいのが腎臓のサポートです。

猫はもともとあまり水を飲まなくても生きられる動物なので、腎臓病にかかることがとても多いです。

ドライフードを選ぶ時は、アルギニン・オメガ脂肪酸・ 抗酸化物質などが配合されたものを選ぶようにしましょう。

7歳以上の猫用ドライフード 

7歳以上の猫は人間でいうと高齢にあたるので、さまざまな病気が現れることが多いため、複合的な栄養バランスを考えてドライフードを選ぶことが大切です。

特に腸の働きをサポートする成分ビタミンが重要になるので、必ず高齢猫用のドライフードを与えるようにしましょう。

もし治療中の病気がある場合は、獣医師に相談のうえ必要ならばサイエンスフードや療養食に切り替えるようにしてくださいね。

別のドライフードへの切り替え方

子猫用フードから成猫用フードへ切り替えるときや、病気なのでドライフードを療養用などへ切り替えるときは、いくつか気をつけるべきポイントがあります。

フードの切り替える場合は、一度に変えてしまうと下痢などを起こすことがあるので、徐々に切り替えるのがベターです。

目安としては一週間かけて新しいドライフードへと切り替えるのがおすすめ、具体的には次のようなステップで切り替えていくといいでしょう。

切り替える日数と量の目安

1日~2日目は、以前のフードをメインにして、新しいフードをほんの少し混ぜます。

3日~5日目は、新しいフードの量を徐々に増やし、5日目には以前のフードと新しいフードの割合が半々になるぐらいを目安にしましょう。

6日~7日目は、さらに新しいフードの割合を増やし、最終的に新しいフードのみになるように調整していきます。

猫によっては新しいフードをなかなか受け入れない子もいるので、その場合はもう少し時間をかけて切り替えるか、どうしても難しい場合はフードのブランドを変えることも考えた方がいいかもしれませんね。

ネットでキャットフードを購入する時の注意点

最近では一般のキャットフードだけでなく、獣医師推奨のキャットフードやオーガニックフードもネットで気軽に購入することができます。

店舗や動物病院よりも安く購入することができますが、なかには賞味期限が短かったり成分などの情報がわからなかったりするケースもあるので、飼い主さんはよく確認して購入するようにしましょう。

また、キャットフードの紹介サイトのなかにはアフィリエイト(サイトからの購入で一定額の報酬が貰える)を目的としたところがあるのも事実です。

口コミだけを参考にするのではなく、飼い主さん自身でも情報を集め、愛猫に一番合うキャットフード探してあげてくださいね。

偏食猫のフード選びには根気も必要

筆者である我が家の2匹の猫たちは、もうずいぶん長いこと療養用フードを食べています。

もともとは弟猫が喘息にかかったため療養フードに切り替えたのですが、 最初はとても大変だったのをよく覚えています。弟猫は好き嫌いが激しく、気に入らないフードはお腹がすいても食べようせず、代わりに食いしん坊のお姉ちゃん猫が綺麗に平らげてしまっていました。

これでは全く意味がないので、獣医さんと相談しながら何度もフードを変えたのは本当に大変でしたが、弟猫のアレルギーがほんの少し良くなったので、諦めずに探して良かったなと思っています。

猫の好き嫌いは治すことはできないので、病気を持っている猫の飼い主さんはフード選びが大変なことがあるかもしれませんが、猫が頼れるのは飼い主さんだけなので、根気よく探してあげてくださいね。