【覚悟と責任】猫を飼う前に読んでほしい『7つの苦労』とは?

猫を飼う準備

つい最近、犬を飼っている頭数と、猫を飼っている頭数では、猫を飼っている頭数が多くなったというニュースがありました。猫ブームという言葉通り、猫を飼う人が多くなったのです。

猫の方が、犬より世話がかからないようなイメージがあることもその理由の1つでしょう。

しかし、どのペットでもそうですが、飼い始める前に覚悟が必要です。また、命を家族として迎える責任は負わなければなりません。

今回は、猫を飼う前に読んでほしい7つの苦労をお伝えします。

① 朝・夜の運動会

野生の猫(野良猫含む)は、朝4時くらいに狩りをします。この時間は、家の中だけで飼っている猫でも例外ではありません。

季節によっても違いますが、おおよそ4時~6時には「ご飯ちょーだい」が始まります。この行動はご飯をくれるまで続きます。どんなに叱っても効果はありません。

以下は、ご飯をねだる猫がする行動です。

  • ニャーニャーと鳴く
  • 部屋の中を走り回る
  • 飼い主を踏みつけて鬼ごっこ
  • 顔や腕を舐める・噛みつく
  • キャットタワーなどの上からお腹にダイブ

猫は夜行性というのは、ご存知の方も多いでしょう。

猫の年齢にもよりますが、2歳~3歳くらいまでは、夜は毎日運動会が開催されます。もちろん、成猫になっても、運動会をする元気な子もいます。カーテンによじ登ったり、飼い主のお腹の上を駆け回ったりと、それは激しい運動会です。

飼い始めは可愛いと思っても、寝不足が続くと体調不良になります。体調不良になったからといって、猫はやめてくれることはありません。風邪をひいても、大切な仕事が明日控えていようと、猫には関係ないのです。

② いたずらをする

子猫のときには、特に多いですが、ティッシュの箱にじゃれついて、中身を全部出してしまうことは頻繁にあります。水を入れた容器を前足でパシャパシャとかくこともあります。当然周りは水浸しになりますし、放置していると畳やカーペットにカビが・・・ということもあります。テーブルの上から物を落とすことも、涼しい顔で何度も何度もします。

成猫になればおさまるかと言えば、そんなことはありません。猫は3歳児くらいの知能を持っているので、してはいけないことは理解していますし、叱られたことも覚えています。

しかし、自分の要求を通すために、ワザといたずらをするのです。猫のしつけはできませんので、叱り方も注意しないと、飼い主にケガを負わせるような事態にもなります。

③ 部屋の臭い

1頭だけなら、そんなに臭わないのではないかと思う人もいるでしょう。確かに猫そのものは、臭いはほとんどしません。

しかし、猫とは言え肉食動物なので、おしっこやうんちはとても臭いです。もちろん、すぐに掃除すれば臭いはなくなりますが、働いている飼い主さんの場合は、トイレをするごとに掃除するなんてできません。梅雨時期は、湿気も多いので臭いもこもりやすく、臭いもきつくなります。

猫は、トイレは基本的には決まった場所でしますが、トイレが気に入らない場合(汚れている、砂が嫌いなど)、粗相をすることがあります。布団や洗濯物、カーペットなどに粗相をされた場合、洗っても臭いはとれません。

また、去勢手術をしていないオスの猫は、スプレー行動をします。このスプレーは、自身のにおいをつけるマーキングですので、とても臭いです。何度洗っても臭いは残ります。去勢手術をしていても、スプレーをする猫もいます。

猫を飼うならば、臭いは避けられないことは覚悟しましょう。

④ 家具などがボロボロに

爪とぎ用の段ボールを買っていても、気に入ったところがあると爪とぎをします。ソファや布団などは、買ってから半年も経たないうちにボロボロになります。どんなにしつけをしようとしても猫は、本能で爪とぎをしてしまうのです。買い替えのきくものならまだいいですが、家の柱や襖、障子は爪とぎでボロボロになる可能性もあります。

服に毛も大量につきます。どんなにコロコロでとっても、エチケットブラシでとっても、空気中を毛が舞っているので、なくなることはありません。洗濯しても絡まってしまいとれません。毛は部屋中に舞っていますので、布団、カーペットから毛がなくなることはありません。掃除機をどんなにかけても毛は残っています。

かなり困ることとしては、電化製品などのケーブルをかじることがあります。火事になったりしたら一大事ですし、猫が感電することもあります。何本もケーブルをかじられると、新しいケーブルを買うお金もバカになりません。

猫を飼う前に、壊されては困るもの、高級なソファや布団、服などはもう買えないということを覚悟してください。

⑤ 思わぬ出費

通常の猫のご飯代、トイレの砂などのグッズ、おもちゃは1カ月ではそんなにかからないと聞いて、猫を飼ってしまう人がいます。しかし、生き物ですし、病気やケガをすることもあります。
病気を防ぐための予防接種や避妊・去勢手術などもかなりの出費になります。

予防接種は、1年に1回受ける必要があります。費用は、5,000円ほどです。病院にもよりますが、去勢手術は15,000円くらい、避妊手術は30,000円くらいです。

多頭飼い飼育で、崩壊する事件をよく耳にしますが、去勢・避妊手術をしなかったせいで、どんどん子猫が生まれ、面倒を見切れなくなった結果です。去勢・避妊手術は猫を飼う上での責任です。多頭飼い飼育で崩壊した場合の猫たちのその後は、本当に悲惨です。

子猫のときには、誤飲で手術になることもあります。(成猫でも誤飲はあります)手術代は人間のように健康保険はありませんので、基本的には全額負担です。

内視鏡検査に必要な血液検査や麻酔処置などすべて含め、平均で3万円ほどの費用が必要です。開腹手術の場合、15万円くらいはかかります。

また、猫も長生きになり平均寿命は、14歳くらいまでになっています。ただし、外猫も含めての寿命なので、完全室内飼いならば20年くらいは生きると考えておいてください。シニア猫(7歳以上)の場合、腎不全になる確率は高くなります。慢性腎不全は、完治しない病気です。病院に通い続けることも必要になります。毎週1万円くらいの出費は覚悟したほうがいいでしょう。

毎日のご飯代以外にも、思わぬ出費があることも覚悟してください。

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2018.07.19

⑥ 旅行に行けない

「猫は家につく」という言葉にもある通り、ペットホテルに預けるとなると、猫にストレスとなります。最近はペットシッターなども利用できますが、猫は基本的に人見知りですので、他人が自分のテリトリーに入ることは大きなストレスです。

また、最近は分離不安になる猫も多いので、できるだけお留守番の時間を短くしてあげるようにすることも必要です。

仕事の付き合いなどで飲み会が多い方は、猫を飼うには向いていません。猫の健康を考えるのであれば、旅行は20年行かないくらいの覚悟はしてください。

⑦ 最期を見届ける

猫だけに限ることではありませんが、猫にも最期は必ずやってきます。20年生きるとはいっても、人間よりも先に逝ってしまうことは仕方のないことです。

その最期を見届けることは、飼い主の責任です。その覚悟なしに猫を飼い始めることは、許されることではありません。

最期まで飼わずに済ませることは、猫を飼う資格はありません。どんなに辛くても、悲しくても、飼った猫の最期を見届けてください。

さいごに

いかがでしたか?

猫を飼うといっても、ただ猫が可愛いというだけで飼い始めることはしてはいけません。猫を飼ってみたい方は、今回お伝えした7つの苦労をきちんと理解し、覚悟を持ってください。そして当然ですが、最期まで責任をもって飼うことは、どのペットでも同じです。

猫を飼うということは、あなたの生活のすべてを猫に捧げることに等しいことです。命あるものですから、こんなはずじゃなかったと途中で投げ出すことはできません。本当に猫が可愛いと思っているのであれば、飼わない選択をすることも大切です。