【猫のトイレの平均は3回】うんち・おしっこで健康チェック!

健康・病気

人間でもそうですが、猫にとっても排泄は大切です。

猫の「うんち」や「おしっこ」を観察することで、健康なのか病気なのかを判断する材料になります。

今回は、猫のトイレの平均回数や健康なとき、病気のときの「うんち」や「おしっこ」についてご紹介します。

猫のトイレは平均何回?

猫は砂漠の生き物

猫はもともと砂漠の生き物です。そのため、腎臓の作りが人間と異なり、性能がとてもいいと言われます。

性能が良い=あまり水を飲まなくても有害なものを排出できるということです。

ただ、その分腎臓を酷使することになるため、泌尿器系の病気や腎不全など、排泄に関わる病気も人間よりも発症しやすいと考えられています。

1歳未満の場合

1歳未満の子猫の場合、遊ぶことでよく動きます。運動を多くするとエネルギーも多く消費することから、成猫に比べて食事の量が多いです。

そのため、おしっこよりもうんちの方が多い子猫が一般的です。

おしっこは1日に1回あれば、問題ありません。うんちは平均2~4回くらいです。

たくさんうんちをしていても、便の色や硬さに問題がなければ大丈夫です。

1歳以上の場合

成猫になると、エネルギー消費も少しずつ減ります。食事の量が減るため、うんちの回数は子猫より少なくなります。

うんちは1日に1~3回くらいが平均の回数ですが、2日に1回しかしない猫もいます。おしっこは、1日に平均2~4回です。

定期的に出ているのであれば、問題ありません。

こんなうんちは注意しよう!

これからお伝えするうんちの状態が見られたら、病院に連れていきましょう。

特に、体重が減る、発熱、嘔吐など別の症状も併せて見られるようであれば、検便で検査して病気を特定します。

うんちを袋などに入れて、病院に持っていきます。

① うんちの中に虫がいる

寄生虫がお腹の中にいるときに、うんちに混じって排泄されます。

病院に連れて行って、駆虫する必要があります。

寄生虫の種類によって使う薬が異なります。

② 表面に血がついている

直腸肛門などからの出血があると考えられます。

一時的な出血の可能性もありますが、何度も血が混じったうんちをするようなら、病院に行きましょう。

③ 真っ黒なうんち

食道、胃、小腸などから出血すると、うんちになるころに血が黒くなるため、うんちが黒いことがあります。

フードを変えると色が黒くなることもあります。

④ 白っぽいうんち

白っぽいうんちは脂肪分が多いときに出ます。

消化不良やすい臓に機能障害があると、脂肪の分解ができなくなっていることがあります。

⑤ やわらかいうんち

マヨネーズくらいの柔らかいうんちが突然出るようなら、注意が必要です。

腸炎の初期症状である可能性もあります。

⑥ 水のようなうんち

形にならないくらいの水のようなうんち(下痢)の場合、小腸、大腸、膵臓、肝臓など、いろいろな臓器の病気の可能性があります。

下痢が続くと脱水症状を起こすこともありますので、注意が必要です。

⑦ ゼリー状のうんち

大腸の粘膜が炎症を起こして、粘液が混ざったり、はがれた粘膜が混ざったりするために見られます。

大腸炎の可能性がありますので、早めの受診が重要です。

⑧ カチカチのうんち

いわゆる便秘の状態です。毎日1回うんちをする子が2日以上もうんちをしないようなら、便秘と言っていいでしょう。

水分を多くとることで解消することもありますが、慢性化することもありますので注意しましょう。

おしっこで分かる猫の2大疾病

猫下部尿路疾患(FLUTD)

猫下部尿路疾患とは、尿路下部で起こる病気の総称です。

尿路に尿結晶や結石ができる「尿石症」、膀胱粘膜に炎症を起こす「膀胱炎」、あるいは両者を併発するケースも多く見られます。

猫下部尿路疾患にかかると以下のような症状が出ます。

  • 何度もトイレに行く
  • おしっこが出にくい
  • おしっこのときに痛みで鳴く
  • おしっこがピンクや赤色(血尿)
  • トイレ以外で粗相をする
  • トイレにキラキラ光るものが残る
  • おしっこが白く濁っている

尿石の種類には「ストルバイト」と「シュウ酸カルシウム」があります。

食生活が大きな原因で、尿がアルカリ性に傾くとストルバイト尿石が、酸性に傾くとシュウ酸カルシウム尿石ができやすくなります。

ストルバイト尿石の場合は、マグネシウムの摂取量を減らし、尿を酸性化することで、溶かすことができます。シュウ酸カルシウム尿石の場合は、手術で取り除くしかありません。

どちらも慢性化しやすいため、バランスの良い食生活と運動が予防になります。

慢性腎不全

猫の慢性腎不全とは、おしっこのろ過を行っているネフロンが緩やかに壊れていき、腎臓が慢性的に機能不全に陥った状態のことです。

数ヶ月~数年かけて徐々に破壊されていくため、初期症状では気づきにくい病気です。

初期症状としては以下のようなものがあります。

  • おしっこの量が多い
  • 水を多く飲むようになる
  • おしっこの色が薄い、臭いが少ない

進行していくにつれ、以下の症状も出ます。

  • 食欲不振
  • 嘔吐
  • 体重減少

末期になると、おしっこで有害物質の排出ができなくなります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 口内炎
  • 痙攣

慢性腎不全が完治することは現在のところまだありません。病気の進行を遅らせるための方法が治療となります。

輸液(点滴で脱水や電解質のバランスを補正)、食事療法(タンパク質やナトリウムなどの制限)、投薬の組み合わせで治療します。

早期発見のためには、健康診断を定期的に受けることが重要です。

また、飼っている猫が1日におおよそどれくらいおしっこをするのか、水を飲むのか観察することも必要です。

猫の年齢が重なるにつれ、発症率が高くなっていきます。

こんなおしっこに注意しよう!

  1. 何度もトイレに行く
  2. おしっこが出にくい
  3. おしっこの量が多い
  4. トイレ以外でおしっこする
  5. トイレにキラキラ光るものが残る
  6. おしっこがピンクや赤色(血尿)
  7. おしっこが白く濁っている
  8. おしっこの色が薄い、臭いが少ない
  9. おしっこのときに痛みで鳴く

まとめ

今回は猫の排泄からわかる病気のチェックポイントなどをお伝えしました。

まだ自身の飼っている猫のおしっこ、うんちの回数がわからない人は、今日からすぐにチェックしましょう。

健康診断を定期的に受けることは、病気の早期発見につながります。

愛猫と一緒に過ごす時間を少しでも長くできるよう、毎日のチェックを欠かさずすることが重要ですよ。