「ニャー」「ゴロゴロ」「シャーッ」猫の気持ちは鳴き声で分かる?

猫の気持ち

猫と人間とは共通の言葉の言語を持ちません。そのためコミュニケーションをとるには、人間は猫の鳴き声やしっぽの動きなどのしぐさをたよりに経験則で把握していくしかありません。

今回は「外猫」と「家猫」の違いを含めた猫の鳴き声をテーマに、猫の伝えたい気持ちが分かる方法をご紹介します。

猫の鳴き声に「外猫」と「家猫」で違いがある?

実は猫の鳴き声には「外猫」と「家猫」では違いがあるのはご存知ですか?我が家には14年間、外に出るのは病院に行く時だけで自宅内で飼っていた「家猫」がいました。

ところが最近、ニューヨーク生まれの近くに住む「外猫」(飼い主はいるのですが普段は放任で、自由に外を縄張りにして歩き回る猫を言います)がうちに遊びに来るようになり、「家猫」と比較しつつよく観察していると、いろいろと違うことが分かってきました。

「外猫」は非常に何をするにも慎重で、ちょっとした音やしぐさに敏感です。恐らく外での生活でいろいろと苦労を経験してきたのでしょう。

「外猫」の鳴き声の表現は少なく、「家猫」に比べ声が小さいです。これには相手に気持ちは伝えたいのですが、周りの敵対する存在に気付かれないように控え目に、という「外猫」ならではの知恵や配慮があるものと思われます。

猫の鳴き声の種類について

猫の鳴き声の代表的なものを挙げつつ、その意味をご紹介しましょう。前もって知っていると猫の気持ちが分かるようになりますよ。

猫の鳴き声① 「ニャー」

猫はよく「ニャー」と鳴きます。ただし、鳴き方にはいろいろあるので注意が必要です。

ニャ」と短く鳴く時はあいさつ。朝や夕方に出会った時に「おはよう」「やあ」とあいさつする感じに鳴きます。

「ニャー」と甘えて鳴く時はお腹が減った時や遊んでよ、の要求の時が多いです。また、ちょっと構いすぎた時などにもういいよ、と言う意味で「ニャー」と鳴くこともあります。このあたりの区別は状況に応じて、判断が必要です。

ニャーモー」と鳴く時は少し不満な時や、要求が叶わなく催促する時です。不満が高じてきたりもっと不機嫌になったりした時は「モー」が長くなります。

ニャオ、ニャオ、ニャオ」と走ってお出迎えもあります。表情からも、「待ってたよ。帰ってきてうれしい。」といった気持ちが分かります。

猫の鳴き声② 「ゴロゴロ」

猫は満足してご機嫌の時や、飼い主にかまって欲しい時に「ゴロゴロ」とのどを鳴らします。そもそも「ゴロゴロ」と鳴くのは、子猫時代に母親とコミュニケーションを取るために使われていたものが、成猫になっても残っているもの。これは仲間に対しても自分が無害であることをアピールするために行っているサインでもあります。こんな時の猫はからだの力を抜いてとてもくつろいだ様子です。そういう時にはそばにいてなでてあげると良いでしょう。

ところがそうでなくて「ゴロゴロ」言うときは注意が必要です。緊張したり怖がったりしている時にも「ゴロゴロ」言います。そんな時には辺りに注意を張り巡らせて、用心している様子です。声も低音であることが多いです。そばにいてなでたりやさしく話しかけてあげたりすると良いでしょう。

また、元気がない時も「ゴロゴロ」言うことがあります。この時も低音での「ゴロゴロ」になります。こんな時には体調が悪いのかもしれませんので、長く続くようであれば近くの病院に見てもらうことをおすすめします。

「ゴロゴロ」の最上級は「フルルルル」

ご機嫌がいい時の「ゴロゴロ」に最上級があるのをご存知でしょうか?

そもそも「ゴロゴロ」も親近感を持った相手にしか出さない鳴き声なのですが、猫がとっても気持ちよくて、本当にうれしい時には「フルルルル」と虫が鳴くように声を出します。

この声を出すのは成猫だけで、子猫の時にはこのような声を出しません。子猫が声を出すのはコミュニケーションを取るためのものでなく、母猫に要求がある時だけです。

「フルルルル」は最高にうれしいの気持ちを表す最高のコミュニケーションなのです。

猫の鳴き声③ 「フー」

険しい顔で毛を逆立てて「フー」と言っている時は見るからに判断できますが、機嫌が悪く、怖がっている時か怒っている時です。ただし、それらの区別にはしっぽの表情がカギになります。

怖がって恐れている時はしっぽが膨らんでいます。一方、怒っている時はしっぽを左右に振って落ち着きがありません。こんな時にはそっとしておくのが賢明です。

猫の鳴き声④ 「シャーッ」

「フー」よりさらに気持ちが高揚しているのが「シャーッ」と言う威嚇の鳴き声です。こんな声を出している時には、すぐにでも相手に飛び掛からんばかりに興奮しています。

相手を睨みつけ「シャーッ」と言いながら横っ飛びに威嚇することもあります。実は飼い主にもわからない理由で興奮することがあるので困ることがあります。こういう状況では手を出さない方が良いでしょう。

猫は興奮して我を忘れていますので、飼い主や普段仲良くしている人にでも間違えて飛び掛かって来て、引っかいたり噛みついたりすることがあります。

まとめ

猫の鳴き声と鳴き方の違いをご紹介しました。猫にとって鳴き声は相手に気持ちを伝えるための表現の一つです。

どういうケースにどういう鳴き声や鳴き方をするかを経験的に覚えておくと、だんだん猫の気持ちが分かるようになりますし、特に病気のような非常時に手遅れにならないと思います。

たくさんコミュニケーションをとって猫との生活を楽しいものにしましょう。